上級救命講習で学んだ、目標達成にも通じる2つのこと。

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消防署における救命救急講習会

わたしには、苦い過去があります。

ある日、サーフィンをしに茨城の海に友達といったときのことです。

サーフィンで波待ちをしていると・・・

意識を失った男性が海にプカプカと浮かんでいるのを、

発見したのです。

近くにいた、体格の良い男性と一緒に、ビーチまで引き上げ、

それから一緒にいた友達にバスタオルと、119番を要請しました。

ところが、

その後、私は何をどうしていいのかわからなくなり、

そのまま動けなくなってしまったのです。

すぐに野次馬も含め、一気に人が数十人集まり、

その中の男性一人が胸骨圧迫(心臓マッサージ)をはじめました。

10分ぐらい経ったでしょうか。

しばらくすると、救急隊員が来て、

その男性は搬送されていきました。

結果、その男性は助かったのか詳細はわかりません。

私は、あの時の情景・心の状態を、今でもリアルに思い出すことができます。

あの時の悔しい気持ち、何もできなかった自分への情けなさもありますし、

あの時あの男性にやるべき本当の救急処置は、何だったのかを知りたいと思いました。

そして、あのような場面に遭遇したら、率先して対応できるようになりたい!!

こういった様々な思いから、

私は、それからというもの定期的に救急救命の講習に参加するようにしました。

(もちろん、コーチ業としても必須の分野ではありますが)

昨日は、消防署で行われる「上級救命講習」に、

はじめて参加してきました。

この講習は、救命救急など応急処置を学ぶには、一番詳しい内容です。

普通救命講習であれば、合計180分であるところ、

上級になると、午前・午後の計480分行います。

なぜ、こんなに違うのと思うかもしれませんが、

それは、上級であれば十分ある時間をつかって、

より具体的な内容を聴けるという点です。

人が倒れていて、CPR(心肺蘇生法)が必要な状況だとしても、

その場面というのは、毎回、条件が一緒という事は、あり得ません。

突然起こりうる状況のなかで、どれだけ冷静に行動できるかは、

色んな状況をイメージして、練習することが大切なのです。

今回、指導してくださった救命救急士の先生も、

実際に現場に行くまでの間、想定できることや手順を、

頭でイメージし、整理しながら現場に向かうとおっしゃっていました。

そういう具体的な部分まで突っ込んで

実技に活かせることができたというのが、

今回の講習の大きな収穫でした。

その上で、CPR(心肺蘇生法)のポイントは2つあります。

・優先順位を守ること

・目的を達成するための行動をすること

優先順位とは、この場合「救命」するということ。

どんな選択も、全て救命することを最優先にして考えることが必要です。

例えば、異物がのどに詰まってしまい、呼吸困難になり、

意識がなくなり、心停止(心臓が止まる)している家族の方がいるとします。

ここで一般的に考えてしまうことは、

異物が詰まったことが根本原因なわけだから、

まずは、異物を取り除こうという発想にいきがちなはずです。

しかし、優先するべきことは異物をとることではなく、

命を救うこと。

なので、止まってしまった心臓を復活させることを

第一に考えることが大切なのです。

そして、2つ目。

CPR(心肺蘇生法)の一つ一つの流れは、

それぞれに目的があるということです。

胸骨圧迫とは、止まってしまった心臓の役割を担い、

血液を全身に運ぶために行うのが、主な目的です。

心臓が機能せず、

脳に送られるはずの血液がストップしてしまうと、

人間は、生存することができないからです。

だから、胸骨圧迫で、

外からの圧力を加え、心臓の動きを補助するわけです。

究極的なことを言えば、

死んでしまっては、その時点で、人は全てが終わってしまいます。

CPRとは、「命を救う」という目的のために、

もっとも救命率の高い行動リストを

優先的に選択することなのです。

救命講習を受けて、改めて学んだことは、

これらは人生の中の目標を達成するための行動と

まるっきり一緒だということ。

まずは、「からだの健康」を最優先にし、

そして、常に目的意識をもって行動していきましょう!!

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